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「今朝子の晩ごはん」

今朝子の晩ごはん (ポプラ文庫)今朝子の晩ごはん (ポプラ文庫)

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直木賞作家、松井今朝子のブログ『今朝子の晩ごはん』の2007年1月から6月までの記事を本にしたもの。

このシリーズは、2008年後半の分まで、あと3冊出ています。

ブログは現在も更新続行中で、過去ログは、本になった分もウェブ上で読むことができますので、あえて本を買う必要はないと思われるかもしれませんが、私がこの本を読んで思ったのは・・・

   私って、やっぱりアナログ人間だー

ってこと。

古い奴と言ってもいいでしょう。

同じことが書いてあっても、PC画面の横書きの文章よりも、印刷された縦書きの文章のほうが、断然読みやすい!
こころなしか、印刷文字のほうが頭に内容が入ってきやすいようにも思います。

それに、あの記事はどの辺りに書いてあったかなーと、ページをぺらぺらめくって探す、なんてことは本の形になっていないとできない技です。
(と、思い込んでいるけど、いまどきの若者なら、PC画面をスクロールさせて探すほうが早いのかしら?)

なお、この本は巻末に、筆者のガラパゴス旅行に同行したマンガ家の萩尾望都の紀行マンガ(16p)が入っているのが、お値打ちです。
筆者の紀行文とあわせて読むと、文章で表現された風景が見事にヴィジュアル化されていて興味深く感じられます。

そもそもこの本を読み始めたきっかけは、図書館の随筆・日記コーナーでふと手に取った文庫本の巻末にマンガが載っていて、しかもそれが萩尾望都のマンガなのに驚いたことでした。
筆者は、直木賞作家として有名ですし、受賞作『吉原手引草』も読んでとてもおもしろかった覚えがあります。
でも、萩尾望都とお友達だったとは、知りませんでした。
それで、本のはじめの方のページを読んでみたら、いきなり歌舞伎の中村勘三郎について歯に衣着せぬダメ出しが書かれていて、なんだかおもしろそう、ということになって借りて読むことにしました。

歯切れのよい語り口で、筆者が日々の生活の中で経験し、或いは考えたことが語られます。
テーマは多岐にわたり、ランダムにさまざまなジャンルの話が飛び出すので飽きません。
とりわけ、古典芸能に関しては、長年、歌舞伎の脚色・演出を手がけたプロとしての深い教養に裏打ちされた鋭いコメントが繰り出されますので、最近になって文楽に興味を持った私にはとても興味深くおもしろく読むことができます。

観劇の感想は時に、脚本・演出や役者に対してとても辛口だったりするのですが、それがあまり嫌な感じがしないのは、カラッとした書き方をしてあるのと、褒めるときには惜しみない賛辞を贈っているのが、公平で潔い印象を与えるからでしょう。
(知識と経験が豊富なこの人が言うことだから納得、という先入観も否めませんが)

ブログタイトルの通り、それぞれの記事のタイトルはその日に食べた晩ごはんのメニュー。
本文は料理の内容や作り方が詳しく書いてあることも、いきなり別の話が始まることもあり、特にグルメ本という感じではありません。
でも、時々おいしそうな食べ物が出てきて、簡単な作り方のは真似をして作ってみました。
筆者の実家は祇園の一流料亭ですが、ご自分では特別に調味料や調理法に凝ったりという趣味はないようで、素人が真似のできるメニューがけっこうあるのも嬉しいところ。

一人暮らしの筆者は、外食や持ち帰り弁当の日も多いのですが、どうやらとってもお気に入りらしいもっちり豆腐というのを食べてみたいものです。

図書館で借りて読み始めたのですが、これはG・Gの好みに合いそうだと思ったので、新刊を買いました。
(案の定、気に入ってシリーズ続巻を愛読しています)

ただし、ポプラ文庫なんていうマイナーなレーベルのためか、置いている書店が少ない!
お近くに余程品揃えの豊富な大型店舗があるのでなければ、ネットでの購入をお勧めします。

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