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「ドリームアゲイン」覚え書

一心寺シアター公演「ドリーム・アゲイン」で、私が好きだったところ、印象に残ったところなどを、とりとめなく。

● ストーリーが、ひたすらさわやかでよかった。べたべたした恋愛沙汰もない。どろどろしたところもない。例えば、飯田佳代さんが実は先代オーナーの愛人で、晶の生みの母だったというような生臭くて泥臭い設定も無い。

● 佳代さんがミーハーっぽい表情で「もしや、元スターの竜崎さんでは?」と尋ねるのに、間髪を入れず「人違いだ」と竜崎が言い捨てるところが、おもしろかった。文章で書くと、なんてことないけど、かけあいの間が絶妙で可笑しい。こういう笑いが好き。

● ダンサー募集のために、あーくんとげんちゃんがビラくばりするところ。げんちゃん役の愛瀬くんが、客席にビラを差し出してくれる。最前列の役得。目の前でにっこりして「お願いします」とばかりにビラを出されて、いやー、おばちゃんに言ってくれても困るよー、でも嬉しいなあ。

● ザッツエンタテインメントを歌いながら、みんなで踊るところ、好き。2回あるが、最初のとき、ツンとしているこころちゃんを美砂さんが、「あんたも踊るのよ」とばかりに強引に手をひっぱって仲間に入れて、「なんであたしが?」と言う風に、顔だけ「ふん」てしながら、振りはしっかりみんなにあわせて、こころちゃんが踊るとこ。

● 登場人物のキャラが、それぞれの役者に合っていて、好演だった。いかにも頼りなさげな新米オーナーと新米支配人の役は、若手男役二人にぴったり。背伸びしないで、のびのびと演じているように見えた。チェリーガールズ若手4人娘の役も、それぞれ性格がはっきりしておもしろい。河逢こころちゃんの、ツンとお高くとまった感じが目新しい。

● こころちゃんが一人で踊るところ、見ごたえのあるソロ・ダンスでありながら、演じている人物の苛立ちの感情が伝わってきて、迫力があった。

● 美砂まりさんは、要所要所でアドリブや間の取り方がうまくて、笑いをさそう。それでいて、ここぞと言うときには、若者たちを励ましたり、なぐさめたりする暖かい人柄も感じさせた。

● ほろっとさせた場面も、美砂さん。他の子に総すかんをくって、泣いているこころちゃんに、甘いものを食べたら元気が出るよ、と言って、おまんじゅうを差し出すところ。べつに悲しい場面じゃないのに、なんだか泣かせる。その後の身の上語りもいい。友達の話と言うけど、ホントは自分のことなのはお約束。

● 店の経営を立て直すアイデアの一つとして、従業員が全員メイドの格好をするメイド・キャバレーという案が出ていたけど、悠浦くんと愛瀬くんがメイドの服を着たところはちょっと見てみたい気が。(いや、ちらっと思っただけよ)二人ともファンの集いなどで見る私服の姿は、ボーイッシュではあるものの、まだまだ可愛いお嬢さんという感じなので。(これが、ベテランの男役になると私服でも「男性」とまではいかないまでも「お嬢さん」には見えません)

● チェリーガールズはダンスの稽古中の、わざとヘタに踊る演技がうまかった。180度開脚をしているレナ(プロダンサーという設定)を見て、レディースあがりのユミが「あんたにできて、わたしにできないはずが」と言いつつ、途中までしか開かないところが、おもしろい。本当は楽楽と開くんだろうけど。

● それぞれが好演でありながらも、キャリアの実力差もはっきり感じさせた。桜花さんが、みんなの真ん中に立っていると、それだけで、周りの一般人とは違ったオーラを持った人、という雰囲気が抵抗なく感じられる。それと、終盤近くのソロバラードが圧巻。その前に、悠浦くんの歌があってけっこう上手いと思ったのだが、桜花さんの歌が始まった途端、ああ全然格が違う、恐れ入りました、と言う感じ。上手下手よりも、身にまとったオーラが違うんだよね。たぶん、若手のみんなも、今はまだ未熟でも、これから積み重ねて身につけていくんだろう。

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