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ゴースト

ちょっと前に、南座で申し込んでいた舞台写真が届いて、記憶だけで描いていた絵の随所に間違いがあったことを発見し、こそこそと描き直しをしている。
いい男の帯の他にも、カンカン帽には黒いリボンが巻いてあったり、アラビアンナイトの太守の上着に袖があったり。
些細な違いではあるものの、記憶ってあてにならないなあ、と思うのである。

何度も言うけど、南座公演のDVDがあったら、必ず買うのに。
ダメ元で松竹へのお願いメールを送った。(南座公演のDVD製作は松竹さんの胸三寸にかかっていると聞いたので)
送り先はココ →https://www.shochiku.co.jp/video/info/form.php

私は、過去2回の南座公演だって、とっても好きなんだよ。

特別出演の上原まりさんの琵琶の名調子。
青海波の舞の息をのむような美しさ。
平安アイドルのはじけっぷり。
平安絵巻と思っていたら、いきなり洋風の舞踏会で始まった第2回公演の幕開き。
ラテンのカーニバルの中でたたずむ平安の貴公子。
とにかく、この時の源氏物語は和洋いりまじった変なところが好きだった。(最初に見た時は唖然としましたが)
そして、ゴスペル。

今からでも、去年の南座のDVDだって作ってほしい。
今回、ユーチューブでプロモーション映像が流れたところを見ると、映像記録はあるみたいじゃありませんか。
公演が終わった途端に、さっさと削除されたPV映像。
あれだけでもDVDにして、500円ぐらいで売ってくれたら買うけどなー。(第1部のシーンは入っていなかったけど)


次々、新しい公演を見るのも楽しみだけど、それと、生の舞台に勝るものはないけれど、過去の思い出にひたるのも、また別種の楽しさがある。


それはさておき、今日のテーマはゴースト(幽霊)です。

今、OSKで幽霊と言えば、先日の南座公演。

たぶん、これから先ずぅーっと「幽霊」といったら、2009年の南座をファンは思い出すことだろう。

最近気づいたのだが、ファンの間で「南座の幽霊」の話を出すと、例外なく盛り上がる。
あの場面が好きだった人も嫌いだった人も、どちらにしても何か言いたいことがあるようで、話がはずむような気がする。

見ていない人(が読んでいるかどうか、わからないが)のために、どんな場面だったか、ざっと説明すると、

 祭りの後の、恋人たちのなまめかしい場面に続き、いきなり、白装束、ざんばら髪に三角の布を額につけたオーソドックスな姿の幽霊が大量に登場。二人を引き離し、囲まれた男(桜花昇ぼる)が引き抜きの早変わりで幽霊に変身する。男は新米なのにすぐに幽霊のリーダーになる。(トップスターは、どこへ行ってもトップということか?)舞台後方に、3人の女剣士が現われ、刀を振るう。幽霊は抵抗を試みるも、最後には退治されて、散り散りになり舞台袖へ退場。

事前に幽霊の場面があるとは聞いていたので、「これがそうか」と思ったものの、あまりにも定番の幽霊スタイルだったのに、びっくり。
見た目にあまり美しくないのにもびっくり。
桜花さん以外は、誰が誰かよくわからない。
前方席で見た時に、はじめて顔が判別できたが、先頭で出てくる緋波さんの顔が怖すぎておびえた。

幽霊軍団は、主に1列になって踊るところが多いのだが、隊列に変化が少ないせいか、長く感じた。
これは、怖がる場面なのか、コミカルな場面なのか、いまひとつ計りかねるところがあって、見ていておちつかなかったが、千秋楽になって、ようやく幽霊の集団としての動きを楽しんでみることができた。

最初に見た時に、公演の直前に、マイケル・ジャクソンの訃報があり、TVで「スリラー」の映像をくり返し見ていたため、これも、和風のスリラーだなあ、と思った。
南座の脚本は、マイケルの死よりも前に書かれていたようだから、これは偶然の符合だ。
だから、スリラーのオマージュとしては、中途半端な感じなのも仕方ない。
たぶん、私は直前にTVで見ていなければ、「スリラー」など全く連想もしなかっただろう。

この場面の目玉は、前にも書いたが、3人の女剣士の存在だ。
OSKの娘役トップ3による女剣士が、高いセリのうえで剣を振るう。
殺陣のポーズが、びしびし決まって、とてもカッコいい。
惜しむらくは、幽霊がずーっと前で、3剣士は最後まで舞台後方のセリの上だったこと。
攻守、立ち位置を入れ替えて、女剣士が前に出てくるところも欲しかった。

女剣士の衣装を娘役らしく華やかにしたほうがよかったのでは、とどなたかが書かれていた。
たしかに、今回の衣装は地味な色の小袖と袴で、それがストイックでよかったのだが、それは一見して娘役とわかりにくかったかもしれない。
もちろん、ファンなら顔を見れば、間違えようがない。
しかし、初めて見る人はどうだろうか。

私は、最初にOSKの公演を見た3年前の「春のおどり」を思い出す。
この時は第1部が「義経桜絵巻」というお芝居だった。
合戦の場面は、劇団員総出演で、そうすると、娘役も甲冑をつけて兵士の役をしていたのである。
今、DVDでその場面を見返すと槍を持って戦う兵士の一団がちょっと小柄なのがわかる。
しかし、当時、舞台を見ている限りでは、全く見分けがつかなかった。
娘役が兵士に扮していることは、ファンの方々のブログを読んで知ったことであった。

男役も中身は女性である。
娘役が娘役らしい衣装を着ていれば、男役との違いははっきりわかるが、男装の娘役は男役に限りなく近くなる。
これが、本物の男性なら、女性が男装したのとは、なんとなく違ってみえるが、双方女性だと、一方が男役の修行を積んでいるとはいうものの、どちらも「男装の女性」であることには変わりない。
しかも、動き方は娘役だからといって、ことさらになよなよしているわけでもなく、男役と同様にびしっと背筋の伸びたシャープな動線だ。
洋服なら、身体の線を強調すれば、マニッシュな服装をしていても女性であることがわかりやすいが、和服の場合はそれも難しい。

今回の場合、3人の幽霊退治の剣士が娘役である、というのも、見どころの一つだったと思うのだが、
それが、一部の観客には判らなかったのではないかと、いうのが残念だ。
プログラムには、役名が「女剣士」となっているし、劇団員名を見れば娘役だということもわかるが、プログラムを買わない客だってたくさんいる。
買ったって、そんな細かいところまで見ない人も多い。

せめて、舞台前方まで出てくるところがあれば、顔がはっきり見えただろうし、それこそ、派手な色合いの振袖を着せて「振袖剣士」にすれば、誰の目にも女剣士だということが歴然としただろう。
あるいは、女剣士と幽霊が同じ平面に立つ瞬間があれば、身長の差によって、幽霊が男役で剣士が娘役だというのが、わかりやすかったかもしれない。

欲を言えば、女剣士がお姫様の衣装で登場して幽霊に取り囲まれ、早変わりで振袖剣士に変身、「いざ、幽霊退治!」という展開なら、もっとよかったな。(こういうのが、可能だとして、の話ですが)

コメント

はじめまして

無幾庵様
はじめまして!いつも楽しく読ませて頂いております。
良い事を教えて頂きました~。私も南座公演DVD発売お願いのメールを送ってみます。

>kotaさん

レスが遅くなって申し訳ありません。
コメントありがとうございます。
私もkotaさんのブログを楽しみに読ませていただいております。

南座公演のDVD、欲しいですよね。
どんな事情があるのか知りませんが、売り上げの問題だけなら、買いたい人がここにいるよ、とアピールするのも、多少は有効かな、と思っています。

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