FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2016年のマザーグースカレンダー

もう1月も終わりかけているので、今さら新年のごあいさつでもないのですが、今年もよろしくお願いいたします。

さて2016年最初の記事は、マザーグースカレンダーです。
マザーグースはイギリスのわらべ歌みたいなもので、これとOSKという私の愛好するもの二つをコラボして遊ぶという毎年恒例の企画です。
詳しいことは下にリンクした記事をお読みください。

2014年のマザーグースカレンダー (別ウインドウが開きます)

なぜリンク先が2015年のカレンダーじゃないのかというと、去年もカレンダーは作ったけどブログを書かなかったので記事がないからです。
2015年版も自分としては力作なので、順番は後先になってもいずれは記事を書きたいと思います。

ともあれ、まずは今年のカレンダーからいきましょう。

ちなみにカレンダー一式を数名で手分けして作るので、私が担当するのはひと月分だけです。今回の担当は11月でした。



RY-2016_0011 blog


カレンダーは原則として、マザーグースの詩を一つ選び、それに合った絵をつけるというのが基本です。

それではまず今回の詩について説明しましょう。



Little Miss Muffet
Sat on a tuffet,
Eating her curds and whey;
There came a big spider;
Who sat down beside her
And frightened Miss Muffet away
.

  可愛いマフェットお嬢ちゃん
  草の上に座って
  ヨーグルトを食べていた。
  大きな蜘蛛がやって来て
  隣に座ったら
  マフェットちゃんはびっくりして逃げだした。



tuffet は小高い丘とか、腰掛のようなものの意味もあります。
英米の絵本の挿絵を見ると、画家によって解釈はいろいろで、要は「何か」の上に座っていたということらしいのですが、ネイティブ・スピーカーであってもイメージは一様ではないようです。

curds and whey は、リーダーズでひくと熟語で“凝乳製食品”となっています。
なんじゃそれ?という感じですが、curd というのは牛乳がもろもろになった状態で、wheyはホエー、つまりプレーンヨーグルトを置いておくと水みたいなものが分離しますよね、あの液体のことです。水みたいだけどいろいろと栄養が含まれているらしいです。
だから、まあこの詩に出てくるのはヨーグルトみたいなものだと思ったらいいでしょう。
じゃあ、なんでヨーグルトって言わないんだ。
と思うでしょうが、ここは curds and whey じゃないと、一番最後の行の away と脚韻を踏めなくなってしまうんですね。

脚韻というのは、英語の詩の技巧の一つで行末の音をそろえることを言います。
この詩ですと、まず1行目と2行目の Muffet と、tuffet。見るからによく似てますよね。
3行目と6行目が問題のwhey と away。一見すると最後のy しか共通してないように見えますが、発音はどちらも エイ で終わるところが同じです。
そして、4行目と5行目は spider と beside her 。これ、すぐ判るのはどちらも er で終わっているってことなんですけど、ネイティブの発音だと、ider のところから共通になるらしい。her  h は弱い音なので続けて言うと消えちゃうみたいですね。

以上の脚韻をまとめますと、aabccb という形になります。
こんな風に脚韻を踏んでいると声に出して読んだときに調子がよく聞こえるということです。

日本語ですと七五調なんていって文字の数をそろえると調子がよくなりますが、英詩の場合は脚韻いのち!

とりわけマザーグースは元が駄洒落や戯れ唄だったりするものですから、意味よりも脚韻が優先だったりして。

この詩も、お外で何か食べていたら蜘蛛が出てきて危ないよというわけでは全然なくて、一種の言葉遊びです。

ただし、それを承知したうえで、いたいけな少女を襲う蜘蛛に何らかの寓意を読み取るというのもまたありがちなことで、そのためかこの詩は数多くのマザーグースの歌の中でもなかなかに人気が高いものとなっています。




歌の講釈はこのぐらいにして、カレンダーの話をしましょう。

例によって、OSK日本歌劇団の劇団員さんのお写真を使用させてもらいました。

昨年の4月に大阪市のドーンセンターで「狸御殿〜HARU RANMAN〜」という公演がありました。
狸御殿もの、というのは、映画や舞台でかなり古くからおなじみのジャンルで、狸の世界の騒動を描く一種のファンタジーミュージカルです。
登場人物は、主に人の形に化けている狸という設定。
ここに従来の狸御殿だと狐や河童がからむことが多いのですが、今度のOSKの場合は敵役が蜘蛛でした。

OSKの狸御殿に「くも蔵」というキャラが登場するというのは、前宣伝のちらしで既に分かっていたので、これは使える!と思いました。

蜘蛛と言えば、マザーグースならマフェットちゃん。
くも蔵と誰か、娘役さんと一緒の写真があればいう事はありません。

そう思っていたら、OSKの劇団員ブログでくも蔵役の楊琳(やんりん)さんが写真をアップしてくださいました。

こちら→  楊さんのブログ 

おあつらえむきに、狸の娘・お黒役の恋羽みうさんとツーショット。
しかも写真に写ったお黒ちゃんの表情がびっくりしてる。
これ、もしかしてマフェットちゃんですか。
まさか、そんなつもりで撮ってないよね。

でも、ありがとうございます。
勝手にマフェットちゃんにしてしまいました。

ヨーグルトを持っていないところが残念だけど、そこまで望むのは罰当たりというものでしょう。
このお写真だけで十分ありがたいです。

画像の無断使用のお詫びに、しっかり宣伝いたしましょう。



なんと!


OSKの「狸御殿」が今年も再演されます。


 狸御殿 ―HARU RANMAN― 狸吉郎勝舞編

62b9e6eaef60f4e34b791fd5bc55822a.jpg


【公演日時】
3月18日(金)  12:00 / 16:00
3月19日(土)  12:00 / 16:00
3月20日(日)  12:00 / 16:00
3月21日(月・祝)12:00 / 16:00

【出演者】
真麻里都・悠浦あやと・楊 琳・虹架路万・恋羽みう・白藤麗華・愛瀬光
舞美りら・遥花ここ・香月蓮・実花もも・由萌ななほ・美月あんじゅ
穂香めぐみ・桃葉ひらり・りつき杏都・朔矢しゅう・壱弥ゆう・藍莉かのん
朝香櫻子・緋波亜紀(特別専科)

【劇 場】 大阪ビジネスパーク円形ホール
(大阪市中央区城見2-1-61)

【観劇料】
〔SS席〕7,500円 〔S席〕6,000円
〔A席(自由席)〕4,000円
〔A席学割(自由席)〕2,000円 ※小学生~大学生・専門学校生※

〔U-25(S席)〕5,000円 ※25歳以下の方がご利用になれます。
(ご入場前に受付にて生年月日がわかる身分証明書などを提示して頂きチケットに確認印を押された方のみご入場いただけます)

当日券はそれぞれの料金に500円加算されます。


【チケット発売日】
<桜の会先行予約>2016年2月14日(日)10時~
<一般発売>2016年2月16日(火)10時~

【チケットお申込み先】
・OSK日本歌劇団  TEL06-6251-3091(10時~17時)
・OSKWEB申込公式サイト  http://www.osk-revue.com/entrance_ticket
・チケットぴあ:TEL:0570-02-9999(Pコード:449-242) http://pia.jp/t
・ローソンチケット:TEL:0570-084-005(Lコード:56603)

(OSK公式サイトより転載)

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。