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2011年のマザーグース・カレンダー

先月の初めぐらいに、「2012年のマザーグースカレンダー」という記事を書いた。
毎年恒例で作っているマザーグースカレンダーを、OSKと組み合わせるという試みの話だ。

記事はこちら → 2012年のマザーグースカレンダー

その時に、

2011年にもOSKとコラボしたカレンダーを作ったが、昨年はまったくブログを放置していたため記事がない。
この時作ったものについてはいずれ改めて紹介することにして、


という風に書いたので、今回はそのことを書こうと思う。


 マザーグースについてもっと知りたい人はこちら
 →http://orange.ap.teacup.com/lomons/2.html
 
 OSK日本歌劇団についてもっと知りたい人はこちら
 →OSK日本歌劇団のご紹介
 







マザーグースカレンダーというのは、マザーグース学会関西支部メンバーの私的かつささやかなお楽しみだ。
各自の好きなマザーグースの歌に絵を添えて、その年のカレンダーを作る。
それぞれのメンバーがひと月分ずつ担当し、できあがったものを年頭の例会で持ち寄って完成。
コピーは人数分の部数しか作らない。
メンバー限定品である。

選ぶ歌を事前に打合せするわけではないので、複数の月で同じ歌が重なることもある。
その場合でも、絵が全く同じになることはないので、それもまたおもしろい。
どんな絵やデザインを選ぶかで、製作者の人柄もしのばれる。
逆に言うと、ここが個性の見せどころとも言える。

と、なると、私としては「ここは、やっぱりOSKでしょう」ということになるわけだ。

2010年にめでたく、初めての OSK版マザーグースカレンダー を作ることができた。

 その時の記事はこちら → マザーグースのカレンダー

この時のカレンダーは、マザーグース学会のみなさまにも好評で、会報でも好意的に紹介していただいた。

ただ、やはり、というべきか、関東の方々にはOSK日本歌劇団という名はなじみが薄く、宝塚歌劇と混同されてしまった。
もちろん、しっかりと訂正は入れたが、劇団の発展のためにはさらに一層の衆知をはかることが必要だと感じ、次の年のカレンダーも「OSKで行こう」と決心したのであった。

ところが・・・

2010年の12月。

私は悩んでいた。

そろそろ来年度のカレンダーを作り始めなければならない。
それなのに、適当なOSKの写真が無いのだ。

頼みの綱の武生公演での撮影会。
ファンが好きなだけ劇団員さんの写真を撮ることができ、ポーズを指定することもできるという絶好の機会。
その年の10月にも福井県の武生へ行ったが、

撮影会で登場された劇団員さんは和服姿だった。 ○| ̄|_

武生の菊人形は、その年のNHK大河ドラマと連動したテーマになっていることが多い。
そして菊人形会場内の劇場で上演されるOSKの公演も、いつもではないが、菊人形のテーマと合わせる場合がある。
その年は、大河ドラマが『龍馬伝』でOSKの公演前半は坂本竜馬のお芝居だった。
撮影会のお二人は、そのお芝居で演じた役の扮装で登場された。
男役さんは紋付袴、娘役さんはあでやかな芸妓姿で、まことにけっこうなものだったが、

マザーグースカレンダーには使えない。 ○| ̄|_


結局、12月になるまでカレンダーで使う歌も写真も決まっていなかった。

OSKの写真を使うという「しばり」は私が勝手に考えたものなので、べつにどうしても守らなければならないわけではないのだが、せっかくの試みをただの一度で終わってしまうのは口惜しい。
そこに、一枚のちらしが目にとまった。


女帝を愛した男


2010年12月に大阪国際交流センターで上演されたOSKのミュージカル『女帝を愛した男』のちらしだ。
女帝とは、18世紀の帝政ロシアの皇帝 エカテリーナ2世。
これは、女帝の忠実な家臣であり愛人であったグレゴリー・ポチョムキンの物語である。

ロシアの話だから、マザーグースには全然関係は無いのだが。
このちらしの人物は、主人公ポチョムキン公爵を演じるトップスター桜花昇ぼるさんなのだが。
桜花さんの金髪巻き毛を見て、私は

ボビー・シャフトー!


と思ったのですね。

ここでボビー・シャフトーの歌を紹介しよう。


Bobby Shaftoe's gone to sea,
Silver buckles at his knee;
He'll come back and marry me,
Bonny Bobby Shaftoe.

Bobby Shaftoe's bright and fair,
Combing down his yellow hair,
He's my ain for evermair,
Bonny Bobby Shaftoe.


ボビー・シャフトー ふなでした
 ぎんのバックル ひざにとめ
かえってきたら けっこんしきよ
 すてきな ボビー・シャフトー

ボビー・シャフトー いいおとこ
 くしでとかした かみならきんぱつ
とこしえに わたしのこいびと
 すてきな ボビー・シャフトー




訳詩は谷川俊太郎(『マザー・グース 4』講談社文庫、1981 より)
いつもは、たどたどしく自分で訳をつけているが、初めて読んだ中学生の時からこの訳詩が大好きなので、あえて引用させてもらう。
特に第2連。
谷川訳らしい平易な言葉を使った七五調(やや破綻しているが)で語られるのはマザーグース・キャラ屈指の美男子。

ボビー・シャフトーは、実在した18世紀の政治家ロバート・シャフトー Robert Shaftoe(ボビーはロバートの愛称)をモデルにしているという説がある。
この歌のモデルということは、よほどの金髪美男であったのだろうか。

ともあれ、18世紀の政治家がモデルになっているためか、この詩の挿し絵に描かれたボビー・シャフトー(らしき人物)は大抵、この時代の服装に特有の三角帽を被っている。

ボビー・シャフトー

これは、上記『マザー・グース』(講談社文庫)より、和田誠による挿し絵。

それでは、ここでもう一度、OSK『女帝を愛した男』のちらしを見ていただきたい。
和田誠の絵よりも大分ゴージャスではあるが、ファッションとしては似ていませんか?
年代的にも同じ18世紀。
共通していたのは、金髪の男前というだけではなかった。

だから、このちらしを見て私はボビー・シャフトーを連想したのだった。

(そのほかに、こじつければ、歌に出てくるボビー・シャフトーは歌詞からみて船乗りだと思われるが、かたやポチョムキンは戦艦の名前にもなるぐらいだから海軍で活躍したのだろう、つまり彼も船乗り

こうして、カレンダーに使う歌が決まった。

しかし、ちらしの写真をそのまま使ったのではボビー・シャフトーの絵には見えないだろう。
そこで、桜花さんの顔のまわりをくりぬいて、海や帆船の絵と組み合わせることにした。

ここでまた、問題!

次節は年末である。
年賀状の印刷を前にして、長年使ってきたプリンタが壊れた。
急きょ、新しい複合機を購入し、なんとか年賀状は仕上げた。
ところが新しい機械のドライバをインストールしたことが、どうやらそれまでにも既にかなり不調だったパソコンにはオーバーワークだったらしく、急激に状態が悪化。
そろそろ買い替え時かと思っていたので、予想外ではなかったが、このタイミングは大いに困る。

パソコンさえ使えれば、簡単な画像の合成など私のような素人でもできる。
しかし、新しいパソコンを買うとなるとそうそう右から左というわけにもいかない。
幸い、新しいプリンタ複合機はパソコンにつながなくてもコピーができるので、何枚ものカラーコピーを切り貼りするというアナログな方法で、下のような「ボビー・シャフトーの絵」を作り上げた。

2010カレンダー

これが、OSK版マザーグースカレンダー第2弾ということになる。


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