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2012年マザーグースカレンダー

マザーグース学会というものがあって、関西支部の一員になってからかれこれ15年ほどになる。
月に一度の例会が主な活動だが、毎年、年の初めにはマザーグースカレンダーを作る。
大がかりなものではなく、10人ほどのメンバーが各自、ひと月分ずつ担当してマザーグースの歌を入れた絵柄のカレンダーを作り、人数分コピーして持ち寄るというささやかなもの。
全員の分を1枚ずつ合わせて一年分のセットができる。
絵本の挿し絵を拝借したりするので、著作権をはばかり、広くは公開せずにごく内輪で楽しむにとどめている。

このカレンダーづくりに、3年ほど前から自分のもう一つの趣味であるOSKをからませることを思いついた。
マザーグースの歌に、OSK日本歌劇団の劇団員さんの写真を合わせるのだ。

 マザーグースについてもっと知りたい人はこちらを見てください
 →http://orange.ap.teacup.com/lomons/2.html
 
 OSK日本歌劇団についてもっと知りたい人はこちらを見てください
 →OSK日本歌劇団のご紹介
 



最初にOSKとマザーグースのコラボレーションを試みたのは、2010年のカレンダー。
その時のことは、ブログに書いた。

2011年にもOSKとコラボしたカレンダーを作ったが、昨年はまったくブログを放置していたため記事がない。
この時作ったものについてはいずれ改めて紹介することにして、今年=2012年のカレンダーのことを先に書くことにする。

例年、各自の担当する月をくじ引きで決めるのは前年の12月だが、製作作業はそのずっと前から始まっている。
受け持ちが何月になろうが、関係ない。
カレンダーに使うマザーグースの歌は、季節に合ったものが望ましいのだが、手持ちのOSKの写真と合わせるほうを優先すると、季節感は二の次になってしまう。

OSK版マザーグースカレンダーを作るうえで一番の難関は、適当な写真をGETすることだ。
公演ごとに劇場で販売される舞台写真は、当然ながらマザーグースの歌と組み合わせることなど考えて写されたものではない。
それでも何かにこじつけられる写真はないかと、毎回探すが、そんな都合のいい偶然はまだ一度もない。

チャンスは武生公演の撮影会である。

毎年10月にOSKは福井県越前市武生の菊人形会場内の劇場で1か月間公演をする。
1日2回~3回の公演の間に、撮影会というものがある。
これは、公演に出演している若手の劇団員さんが日替わりで2人ずつ舞台でポーズをとってくれるのをファンが自前のカメラで自由に撮影できる、というイベントだ。

劇団員さんは舞台衣装に舞台メーク。
男役と娘役のペアになっていることが多い。
衣装は、その時の公演で使用しているもののこともあるし、撮影会だけのために劇団員さんが持ってきたものの場合もある。
公演の衣装も、いろんな場面のものが使われる。
撮影会で劇団員さんが着用する衣装は日によって違う。

いずれにしても幕が上がって姿を見せるまで、客席で待機しているファンにはどんな衣装で出てくるかわからない。

公演は前半が日舞のショーかお芝居、後半が洋舞のショーだから、撮影会の衣装は和服ということもあるわけで。
さすがに和服で出てこられると、マザーグースに結びつけるのは無理。
洋服ならとりあえず可能性あり、なのだが、次の問題は瞬時に適当な歌を思い出さなければならないこと。
マザーグースの歌の数は600とも800とも言われているから、ゆっくり調べれば、たいがいの状況に合う歌は見つけられるはずだが、そんな余裕はない。
だいいち、記憶しているのはごく一部だし、それだって全部思い出すには暇がかかる。

そんなこんなで去年の武生で撮った写真を使ったカレンダーが、これ。

MGカレンダー


男役・蒼音淳(あおとじゅん)さんと娘役・瀬乃明日華(せのあすか)さんが、黒のタキシードと白いドレスで現れた時、「これは使えそう」と喜んだものの、さて、適当な歌が思いつかない。
撮影会は15分間。
時間は刻々と過ぎてゆく。

結局、直前の例会で勉強した歌、"There was a little man" しか思いつかなかった。

ここで、その歌を紹介しよう。

There was a little man,
And he wooed a little maid,
And he said, Little maid, will you wed,wed,wed?
I have little more to say,
Than will you,yea or nay?
For the least said is soonest mended,ded,ded.

Then this little maid she said,
Little sir,you've little said,
To induce a little maid for to wed,wed,wed;
You must say a little more,
And produce a little ore,
Ere I to the church will be led,led,led.


   小さい男がいた
   小さい娘に求婚した
   彼は言った「小さい娘さん、どうぞ結婚してください、
   言うことはそれだけ
   あとはあなたの、『はい』か『いいえ』
   短い言葉は訂正も早い」

   それで小さい娘は言った
   「小さいおかた、言葉が少なすぎて
   小さい娘は結婚する気になれないわ
   もっと何か言わなくちゃ
   そして金の宝もお持ちなさい
   私を教会へ連れて行く前に」
   


プロポーズに言葉を惜しむ男もどうかと思うが、娘のほうもずいぶんちゃっかりしている。
これは長い歌の最初の2連。
この後、男は愛の炎がどんなに大きいかを訴え、娘は愛の炎で食べ物は作れないと現実的な答えではねつける。
しかし、男の泣き落としに娘はほだされて・・・。

マザーグースの歌は本によっていろいろなバリエーションがあるので、娘が思案しているところで終わるのや、めでたく結婚にこぎつける、さらにその先、楽しい新婚時代が過ぎて倦怠期を迎えるまで続くというものもある。
若い二人の結婚話といっても、あまりロマンティックではないところが、皮肉っぽい歌が多くみられるマザーグースらしい。

さて、OSKの撮影会である。
この撮影会のいいところは、モデルの劇団員さんにお願いして指定のポーズをとってもらえることだ。

カレンダーの左上の写真は、「男の人のプロポーズに女の人がそっぽを向いているところをお願いします」と頼んでやってもらったもの。
劇団員さんはみんな、ファンの注文には気さくに応じてくれるが、普通はカッコいいポーズを頼むものだ。舞台のお二人はおかしな注文にとまどった様子だったが、ちょっと考えてご覧のようなポーズをとってくれた。
写真と組み合わせている絵は、古い絵本 "Little Man & Little Maid" の挿し絵だが、偶然にも絵とほとんど同じ構図になっているのに注目してほしい。

残念なのは、2010年のカレンダーと似た感じの歌になってしまったこと。
登場人物が男女二人となると、求婚歌になってしまいがちなのは、仕方ないとも言える。

あと、歌に出てくるのが「小さい男 Little man 」と「小さい娘 Little maid 」なのだが、OSKのファンならモデルの二人がむしろ普通より長身なのをご存じだろう。その意味ではあまり歌に合っていない。
しかし、イギリスの伝説の英雄ロビン・フッドの仲間に、リトル・ジョン Little John という大男がいることを思えば、こういう逆説的なキャスティングも、いかにもイギリスらしくマザーグースにふさわしいと言えるかもしれない。

コメント

会報に載っていたプログにおじゃまして

すてきなプログに伺えて幸せです
今後ともよろしくお願いいたします。
再会の日を楽しみにしております
桜の花便りが聞かれる日に。

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