スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

注文の多い観客

「春のおどり」ここがこうなってたらよかったなシリーズ (なんじゃそりゃ?)

気に入ってると言いながら、どこまで出てくるわがままな注文。

これは、こうすれば作品としての出来がもっと良くなっただろう、というものではなく、あくまで無幾庵の好みに合うというだけの注文です。
実際、私の好みはとても通俗的で、ベタな展開が好きなので、この通りにしたら、かえって駄作になってしまうかもしれません。

そろそろ第2部にうつろうと思っていたのですが、もう一コ、「桜彦」に関して思いつきました。



それは、グリッソムの設定について。

劇中では、黄泉の王グリッソムは天の神の子であるが、なんでかわからないけど父に憎まれて、生みの母とともに黄泉の王として冥界に落とされた。王とは名ばかり、闇の中にとじこめられて、母は悲惨な死をとげ、天の父をうらんだグリッソムは死人の軍隊をつくり、人間世界を攻め滅ぼそうと計画。その障害となる光の御子を抹殺しようとして、結局、天標の剣の霊力に敗北する。


ええと、グリッソムって、偉大なるグリッソム王@ヘル夫人、だったはずですよね?

でも、舞台を最後まで観ると、なんか小物って感じがしません?
ものすごく人間的ですよね。

マザコンだし。
うらみがましいし。
執念深いし(1000年も復讐のために準備工作していたんだと)。
結局、自分でつくった軍隊をいつのまにか、天標先王に掌握されてるし。(マヌケすぎる)
軍隊みんな寝返ってるし。

黄泉の王が、ただの人間にしてやられてどうする?

天標って、人間世界にたくさんある国の一つでしょ。
そこの王でしかない人と、全世界の人間が死んだら行くはずの黄泉の国の王とじゃ、全然スケールが違うと思うんだけど。
それとも、あの黄泉の国って、天標とラセツ限定の死の国なのか?



桐生さんの黄泉の王はとても似合っていたので、折角なら、もっともっと大物だったらよかったな、と思います。

私の好みのストーリーはこんな感じ。

グリッソムはゼノビアの美貌に目をつけて、隙あらば黄泉へさらって愛人にしようとしていた。
前作ではアリアンローザを通してラバーナをあやつり、ゼノビアを殺す(=黄泉へ連れてくる)計画を立てたが、失敗。
そこで、今回は自らラセツ天標国の花見の宴(オープニング)に乗り込んで、ゼノビアをかっさらってきたのであった。
もちろん、お腹の子は邪魔だから殺すことにする。
天標先王は、世界のために光の御子の誕生を助けるというグローバルな目的じゃなくて、自分の初孫を守る、というごく私的な目的のために、ラセツ先王と協力して黄泉へつれて来られたゼノビアを隠す。
グリッソムをお慕いしているヘル夫人は嫉妬して手下とともにゼノビアを付け狙う。

ゼノビアを追っかけて、黄泉の国へ来た桜彦。
なぜだかみんなに好かれる桜彦は、黄泉の国の人びとの助けを借りて、グリッソム王にせまる。
王との一騎打ち。
ここで、桜彦はゼノビアへの愛をせつせつと歌い上げる。
和するゼノビア。
黄泉の国の人たちも加わって愛の大合唱。(ゴスペルの雰囲気で)

グリッソム王「わはは、わしの負けだ、桜彦。ゼノビアを連れて帰るがよい」

桜彦「ありがとうございます!」(いや、最初に誘拐したのグリッソムだから。でもここで感謝しちゃうのが桜彦)

天標先王・ラセツ先王「ゼノビア、良い子を生めよ(わしらの初孫じゃ~♪)」

ラバーナ「(妊婦でも)あなたは美しい!」

大合唱の中、岩戸が閉まる。
手を降る人たち。

グリッソム王「幸せに暮らせよ~」(エコー)



こういうのだったら、グリッソム王も大物っな感じになりません?
やっぱり、黄泉の王っていうと、一種の神様みたいなもんだからさ、人間よりは上の存在であってほしいわけよ。
人間と対等にやりあうのじゃなくて、「許してやる」っていう鷹揚さが欲しいのだよね。
(「わしの負けだ、好きにするがよい」っていうシチュエーション、好きですわ。あ、グリッソムの一人称は「わたし」だったか・・・)



だからと言って、このほうが作品として良いかというとそれは別問題ですけどね。

コメント

No title

わはは。ステキ。

大物って、大物って・・・こーゆうの?

終わってからも2度、楽しい。いっぱい遊べる桜彦2。

もっと読みたいです。

大物

まあ、宴会にもぐりこんで誘拐しちゃうところなんか、姑息なんですが(笑)
「許してやる」という態度が、大物でしょう?

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。