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「吉原手引き草」

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4月2日付けの記事で紹介した『今朝子の晩ごはん』の著者の直木賞受賞作。

OSKの「春のおどり」で花魁が登場しましたが、花魁つながりで吉原を舞台にした小説を。







さすが直木賞をとるほどの作品は、はずれが無いというのが、とりあえず一読しての感想だ。

関係者何人かから話を聞いて、しだいに1人の人物像が明らかになっていくという趣向はよくあるが、これは吉原という特殊な世界のようすを読者に伝えるという点がプラスアルファ。
さらに、その人物が何をしたか、が最後のほうまでよくわからないというところも、興味を持続させる。

葛城という売れっ子の花魁が、何かをしたらしい。
そのことを調べるために、関係者(花魁をかかえていた店のもの、関連業者のもの、客たち)へインタビューした答をそれぞれの人が語る。
その語り口が、いかにもという雰囲気に書かれている。

葛城の人柄や何をしたのか、何が起こったのかが、いろいろな人の話によってだんだんあきらかになっていく。
また、廓の関係の職業や、独特の風習などが、話の端々に出ておもしろい。
聞き手の正体も最後に明かされる。

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