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衣装談義 ――「桜彦 翔る」

OSK松竹座公演「春のおどり」第1部 『桜彦 翔る! エピソード2』について

今回、特筆すべきは衣装の豪華さ。

幕開きの和風衣装は、松竹座公演はいつもかなり上等なものを揃えてもらっているように思いますので、驚くほどではありませんが、お芝居の本編が始まってからの主要人物の衣装は、昨年よりもグレードアップしているのではないでしょうか。

まあ、大多数の劇団員は、黄泉の巡礼ということで、黒いフード付きポンチョ着用ですから、途中で早変わりはあるものの、それほど費用がかかっているようには見えません。
それと、ラバーナは前回の衣装とほとんど同じ、マイナーチェンジ。

目をひくのは、グリッソムと、黄泉の廓の花魁の衣装。
グリッソムの羽織っている衿の立った打ち掛けのようなものと、花魁の打ちかけは、どちらも金の縫い取りも豪華で、裾に綿が入り、厚ぼったくどっしりとしています。
花魁は、頭の飾りもキラキラ。
本物よりも派手にアレンジされています。

ヴィヴィの衣装もきれいなペールオレンジで、シンプルなデザインながら、胸に並んだ金の房など、細かいところに手がかかっている感じです。

そして、桜彦の衣装。遠めには白っぽく見えますが、金色の織柄のある素材がかなり上等そう。広幅の袖の先に金の房が下がっているなど、随所の装飾も凝っています。

それに比べると、ゼノビアの衣装は、比較的あっさりしていると言えます。
しかし、前回に比べると、とてもセンスがいいと思います。

前回のゼノビアの衣装は、配色がもう一つあかぬけないと言いますか、好きになれませんでしたが、今回は、最初はしろ一色(良く見ると、金の模様がありますが)。途中で変身させられている間は、黒とグレーのツートンカラーで、あまり飾りはないけれど、シンプルですっきりしたデザインです。

黄泉比良坂で、舞台上に姿を現す、ゼノビアの白い衣装は、死に装束なのかと思います。
あの姿で葬られた、ということではないでしょうか。

片や、墓の前で悲しんでいた桜彦の衣装は、喪の白をあらわしていたのでしょう。
現在喪服が黒なのは、西洋文化の影響で、日本古来の喪の色は白だといいます。
韓国の歴史ドラマを見ていると、死者の近親者は葬儀で白い衣を着ていて、文化が共通しているのだなあと思います。

ただし、桜彦もゼノビアも、真っ白ではなく金が入っているのは、まあレビュー仕様ってことでしょうか。

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